平屋の間取りを考える場合、生活動線が水平になるので、机上でイメージしやすい面も多いです。しかし、そこに廊下が存在すると、建てた後で想定外の死角が出来ることもあり、意外に注意が必要です。
廊下は住宅には伝統的に「存在する物」と考えられていますが、実際の必要性はどうなのでしょうか?
↓廊下は必要なか!?↓
平屋に廊下はあり?なし?廊下の必要性って?
不動産の広告を見ると、間取りと共に床面積がどれくらいかを見つけることが出来ますが、その中に「廊下がどれくらい占めているか」を謳っている物を見つけることは無いと思います。
しかし、廊下の幅と長さから面積を計算してみると、廊下の占める部分は決して侮れる様な面積では無く、意外に多く占めることが分かります。
ところで、それでは廊下は絶対に必要かと言うと、どうやらそうでも無い様です。と言うのも、玄関ホールからLDKに続き、そこから各部屋に続く間取りがありますが、この場合ですと廊下は要らなくなります。
そして、むしろ廊下の無い方が、スマートな家に見えて来ます。
しかし、それでは廊下は全く必要が無いかと言うと、決してそうではありません。部屋と部屋の間を廊下で仕切ると、隣の部屋にダイレクトに通じ無くなるので、プライバシー保護の意味では非常に有用になるのです。
家の間取りと廊下を考える際には、家族同士のプライバシーの配慮と、床面積の計算をしっかり行って決めましょう。
平屋に廊下のない間取りはどんなの?
間取り図1
間取り図2
間取り図3
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平屋の廊下は暗くなりがちって本当?廊下を作らないのもアリ!
住宅の間取り図を見てみると、廊下が家の中央に伸びていて、その脇に居室が並ぶ間取りが見つけられますが、多くの場合は廊下には窓が無いため、光は直接差し込みません。ですから、廊下はどうしても暗くなってしまいます。
光を入れるためには、天窓の様に窓の位置の工夫が必要になります。そして、その様な廊下を造るには、居室の場合よりもコストが掛かる可能性が高くなります。
通常、住宅に床を張る場合には、床材の下地にフローリング材を敷設するのですが、居室の様に正方形や長方形の様な形状の床ならば、比較的簡単に張ることが出来ます。しかし、廊下の様に細長い場合には、手間も難易度も高くなります。そして、それがコストに帰って来ます。
それでは廊下を敢えて造らない間取りはどうなのか?…と言う話になりますが、廊下は無くても実はアリで、建築コストの面でもメリットは大きいです。
まとめ
昔は天窓の設置があまり無かったので、家の中央にある廊下は暗い場合が多かったです。しかし、昨今は天窓の応用により、ずいぶん明るい廊下の演出が出来る様になりました。
ただ、廊下は建築でも費用の掛かる部分でもあるので、経済性を考えると、敢えて無くすのもアリと判断も出来ます。ただし、廊下にもプライバシー保護の効果も認められるので、一概に「不要」と断定するのは早計です。
廊下の有無や天窓の設置は、家族構成やプライバシーを考えて、間取りの中に落とし込んで行くのが良いでしょう。