家内での移動の負担がない・家族とのコミュ二ケーションが円滑にできる・かつストが低い家作りは、平屋の狭小住宅でも実現することができます。
ただし、そのために相当時間がかかってしまうかもしれません。比較すれば、平屋・超・狭小住宅は、手っ取り早く実現出来る方法ではないでしょうか。
平屋住宅の、超・狭小住宅って、ちょっと矛盾した発想なのでしょうか。
いえそれは矛盾ではなく、しっかりプランニングし、とても居心地のいい家作りを実現している人たちが大勢います。どのようにすれば、魅力的な平屋・超・狭小住宅を作ることができるのでしょうか。
いろいろ気になることがありますよね。ひとつずつ問題を解決しましょう。
平屋の狭小住宅ってどう?
狭小住宅だけど平屋って、どうなのかと思っている人たちも多いのではないでしょうか。狭小住宅だけど、とにかく平屋住宅という拘りを持っている人たちもいます。
家作りは生涯のうちに何度もすることができるというものではないので、やはり、理想は現実に変えるべきではないでしょうか。
平屋・超・狭小住宅は、子供を持たない世代や、そんなに大きな家は必要なという人たち、さらに、高齢者になった時のことを想定して、階段を設けたくないから平屋がいいという人たちがいます。
平屋・超・狭小住宅なら、スーパーマーケットや、病院など近くにある利便性の高いところに住むことができるかもしれません。
ただし、実際には、平屋・超・狭小住宅にもデメリットがあります。平屋住宅を作りたいと思うばかり、2階建てのお家よりも単価がアップしてしまうこともあります。
平屋住宅を作るためには、基本、広い面積の土地が求められることになり、平屋住宅と、狭小住宅は本来相反するものかもしれません。さらに、平屋・超・狭小住宅を作ろうと思えば、ここには、なかなか駐車場計画など厳しい問題を抱えています。
もしも、平屋・超・狭小住宅を実現しようと思えば、優先順位をつけて、何かを実現するためには、何かを犠牲にするという発想の仕方をして行く必要があるでしょう。
狭小住宅の魅力とは 素敵な3つのポイント!
一方で狭小住宅に対してどのような魅力があるのか語ってみましょう。
狭小住宅よりも出来れば大きな家作りをしたいと思う人たちも多いでしょうけど、狭小住宅には狭小住宅としての様々なメリットがあります。ポイントは3つ!です。
家内での移動の負担がない!
狭小住宅は、敷地が狭い場所に建てるので、どうしても居住の面積が狭くなります。平屋・超・狭小住宅といえば、特に、間取りに対しての工夫が勝負と言えそうです。
平屋・超・狭小住宅を作るうえで、出来る限り壁で区切らないという姿勢を持つことで、より以上の広さを感じられる家作りをすることができます。
かつ、そのような工夫によって、家内での移動の負担がない魅力的な家作りが出来ます。日々、その家で過ごしているのですから、移動の負担が少ないってとても大事なことではないでしょうか。
ただし、全面、プライバシーの維持できないあからさまなお家というのも疲れてしまうので、寝室など最小限な場所で、プライバシーについても考えてみましょう。
家族とのコミュ二ケーションが円滑に!
お家とは、ズバリ、個人のために存在しているものではなく、家族のために存在していると言っていいのではないでしょうか。家族のために、広いお家が欲しいという方々は、無理して、狭小住宅でないものを選択すればいいのです。
平屋・超・狭小住宅とは、まさに、個人と個人を繋げて、家族を構築するための環境スペースと考えることができます。
平屋・超・狭小住宅に感じる若干の窮屈感よりも、家族同時が、スムーズにコミュニケーションを取ることができるようになったという利点を感じ取ることができれば大成功です。
コストが低い!
ケースバイケースということになりますが、狭小住宅を作りたいと思う人たちの多くが、コストを下げて、早く家作りを実現したいと思っているからではないでしょうか。
家族一緒に過ごすための家は大きい家がいいと考えのもそれぞれの人たちの自由な発想です。ただし、それを実現するためには、お金が相当必要であり、子供さんの成長過程で家が欲しいという時には、お金を貯めることだけに一杯一杯ということもあります。
取り敢えずいま、家が欲しいという方々は、狭小住宅に注目してみてはいかがでしょうか。
平屋の家を狭小住宅にするおよその価格予算は?
平屋・超・狭小住宅を建てるには、実際にどの程度予算を見込むといいのでしょうか。
箱を2つ横に並べれば平屋に、箱を積み重ねれば2階建てにすることができますよね。実際に容量も延べ床面積も同じだと考えることができます。ただし違う点は、敷地面積です。
平屋住宅にすることで、広い敷地面積が必要になって来る訳です。
安定性と耐震性に対しても家作りをする人たちはしっかりと考えていかなければならないですが、基礎面積の違いによって、平屋のほうが建築費用が高くなってしまう傾向があります。
平屋住宅を作れば、広さに応じてそれだけ多くの屋根を必要とします。これが2つめの理由です。今回、求めているのは、狭小住宅ということなので、このデメリットはクリア出来るでしょう。
しかし、現代社会では、現代の日本家屋は2階建てがメインと考えられているので、ハウスメーカーでは2階建て住宅に対して得意というケースが多く、大量発注で価格を下げることができたりします。しかし平屋住宅の場合、その分だけ価格が高くなってしまう傾向があります。
しかし、最近では、平屋住宅を売りにしているハウスメーカーも多く登場して来ているので、今後、もっと価格の安い、平屋・狭小住宅を実現出来るのではないでしょうか。
平屋住宅のほうが安いという考えも一方ではあります。それは、階段スペースなどに対して、費用をかけなくて済むからです。
1階と2階の両方にトイレやお風呂など設置しようと考える人たちもいるでしょう。そのような無駄なものも、平屋住宅の場合省略することができます。2階建てだと足場を組まなくてはならず、その分の工賃がかかるということがあります。平屋住宅の場合、そのような必要もありません。
では実際に平屋・超・狭小住宅を実現した人たちは、どの程度の価格だったのでしょうか。
例えば、ある工務店のコンパクト住宅プランなら、
施工面積53.83㎡(16.25坪)で、標準価格が910万円ということです。
やっぱりなんと言っても、平屋・超・狭小住宅の売りは、価格の安さと言っていいでしょう。さらにある工務店では、10坪550万円をセールスポイントとしています。
1LDK
本体価格720万円(税別)
1LDK
2LDK
平屋|狭小住宅の素敵な間取り3選!
平屋・超・狭小住宅だって、こんなに周囲の人たちが羨ましいと感じるほど、魅力的な家作りが出来ます。平屋・超・狭小住宅の実間取りなど参考にし、プランニングのイメージを広げてください。
間取り1
間取り2
間取り3
まとめ
いかがでしょうか。広い家作りにもいろいろ魅力があるでしょう。同時に、平屋・超・狭小住宅にも魅力があります。
予算を貯めることができないから、現実的にはなかなか家作りが実現出来ないという人たちもいるでしょう。そんななか、出来るだけ早く、家を持ちたいという方々には、この平屋・超・狭小住宅もおすすめの選択肢のひとつです。