平屋を安く建てる方法、コツを紹介します。
家を建てるといえば2階建てが主流ですが、子育てのしやすさや老後のことを考え、今若い世帯でも平屋を建てたいという方が増えてきています。
しかし悩みどころは価格。
新築となると1から考えていくことばかりで、「出来るだけ費用を抑えたい!」と、思っていてもなかなかそうはいきません。
そこで今回は、「平屋を安く建てる方法」を詳しくご紹介!
平屋が2階建てより高い理由
平屋を安く建てる5つの方法
1000万円で平屋を建てる方法
などについても、たっぷりと紹介していきたいと思います♪
新築で平屋を建てる場合の価格相場って?
やはり、新築の平屋を建てるに当たって気になってくるのは「費用相場」です。しっかりとした相場じゃなくても、ある程度知っておくと家づくりの目安にもなりますもんね♪
そんな平屋の費用相場は。
およそこれくらいだ!というのを頭に入れて、間取りなどを作っていくと良いですね。
平屋ってなんで割高!?建築費が高い理由は?
基礎工事の費用が高い
平屋は2階建てより高くなる、という話を聞いたことはありませんか?
その理由は敷地面積と屋根などの範囲が広いことにあるのです。家を建てる際の建築費用というのは、その家の面積で決まります。
平屋はどうしても2階建てより敷地面積を多くとる必要があるため、坪単価が高くなります。その為基礎工事の費用は平屋の方が高くなります。
資材のストックがない
資材面でも、日本は2階建ての注文が多いため2階建て用の建材は多くストックしている分平屋は注文が少なく取り寄せ費用なども発生する場合があります。
ただし、平屋では2階建てで必ず必要な足場を組んでの作業が必要ありません。
また2階建てでは、トイレを2つ設置したり階段をつけたりする費用が発生しますが平屋はそれがない為結果的に平屋の方が安く済むという考えもあるようです。
つまり平屋は2階建てより割高と言われがちですが、求める間取り、設備・性能などにより安く建てることも十分に可能です。
平屋の税金が高い噂は本当?
2階建てと同じ間取りを確保したい場合どうしても平屋の方が土地の面積を多く取らなければいけません。税金はその土地の面積によって決まる為、2階建てより多く税金がかかる場合があります。
しかし、一概に平屋の方が高い、というわけではありません。
平屋にロフトなら広さを確保出来る上、固定資産税がお得
ロフトとは天井までの高さが1.4mと法律で決められた高さのことを指します。このロフト、実はとてもお得で、家を建てると必ず発生する固定資産税ですが、ロフトの床面積は算出外なのです。
つまり、広さはしっかり確保出来るのにかかる税は1階部分のみということ。2階建てよりも平屋にロフトを作った方が断然お得なのです。
老後まで考え、平屋にしたいけどこれからまだ家族が増えるかもしれないというご家族も多く、平屋にロフトは今とても人気なのです。
平屋と二階建てと費用価格を比較してみると?
平屋を建てるにあたり、2階建てと同じ床面積を確保しようとすると、単純に2倍のスペースが必要になってきます。30坪の2階建てと同じと考えると平屋なら60坪となります。
このように、単純に計算すると平屋の方が2階建てよりも割高になることが分かります。
ただし、2階建てで必ず必要な階段やホールスペース、場合によっては2階のトイレなども平屋には必要ありません。そのスペース分を使ってあと一部屋つくることも可能です。
また、新築を建てた後の修繕費などランニングコストまで考えると一概に平屋が高いとは言い切れません。
平屋を安く建てたい!コストを的確に抑える5つの方法は?
一概に平屋が2階建てより高いとは言えませんが、それでも出来るだけ安く建てたいのが本音です。では、コストを的確に抑える方法ってあるのでしょうか?
安く建てられるハウスメーカーを選ぶ
大手ハウスメーカーの中でもローコストで有名なのがタマホームです。「大安心の家」の価格は36坪ほどで1,600万円前後、坪単価にすると約44.4万円ほどになります。
他社のハウスメーカー、積水ハウスや大和ハウスなどが坪単価65万~70万円前後の為、タマホームはそれと比較しても十分なローコストハウスメーカーと言えます。
理由はまず、材料を大量発注している点。これは他社でも同じですが、「大安心の家」は注文住宅でも規格が決まっているため、壁はこのメーカーから、サッシはこのメーカーからと決めていることで材料費などをある程度抑えています。
次に、人件費を極端に減らしていることです。数あるハウスメーカーの中でも社員人数も少なく、展示会場などでも極端に人が少ないようです。また、その分営業マンの知識がとても豊富なことも口コミでもよく上がっています。
こだわりはもたない
家族が多いと部屋数を多くしたいという要望がよくありますが、費用を抑えるという点では部屋数は少なくすべきです。部屋数が多いということは、その分壁や廊下が増えることになります。それはつまり資材を多く使わなければいけないということです。
壁を使わなくても、カーテンや家具で間仕切りとして使えることもありますし、今は家族が多くても子供達が独立すると途端に部屋数は必要なくなってしまいます。それならばあらかじめ部屋数は少なくし、家族の成長に合わせて仕切りを変えられる方がオススメです。
また、キッチンや浴室などの設備のグレードを下げたりすることで費用を抑える工夫もあります。
シンプル設計を目指す
同じ平屋でも、コの字型にするのと正方形にするのとでは、コの字の方が建築費用は高くなります。
例えば4辺が全て10mの正方形だと合計は40m。2辺が5mで2辺が20mの長方形だと合計50m。正方形より10m分の建材を多く使うことになります。
正方形のシンプルなつくりは建材を最も使わないで済む為、結果的に費用を抑えることができるのです。
また、シンプルな設計にするということは工事も時間がかからないということになります。
工事期間が短いほど費用は安く済みます。
屋根でも同じ事が言えます。今はデザイン豊富で素材の種類も様々ですが、最も安く済むのは切妻屋根や片流れ屋根です。切妻屋根とは、大棟と呼ばれる屋根の一番高い部分から下方に2面、野地板が伸びている屋根のことで、一般的な家のイラストでも使われる三角屋根のことです。
片流れ屋根とは、1面しかない屋根を指します。切妻屋根が大棟を中心に2方向に伸びているのに対し、片流れはそれを半分に割ったような形をしています。この2つは屋根のデザインの中でもシンプルで屋根材を多く使わない為工事も早く費用も抑えられます。
沢山の見積もりを比較する
注文住宅はゼロから家をつくるため、定価というものが存在しません。そのため、複数の会社に見積もりをしてもらい比較するのがとても重要になってきます。
複数依頼することにより、相場がどのくらいかを見極めて会社を選ぶことができます。ただし、値段だけ見て会社を選ぶのは要注意です。オプションにどんな項目があるのか、その値段は建築のどこまでが含まれているのかをしっかり確認しましょう。
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新築にこだわらず中古も考える
エリアや広さなどの条件がほぼ同じ場合だと、新築より中古を検討した方が費用が安く済みます。
ただし、中古を購入する際は新築にはない「仲介手数料」が必ずかかりますし、築10年未満のものや立地条件の良いものは新築と同じかそれ以上かかる場合もあります。
また、古家付き土地もあります。築年数が経っており解体工事を前提としているため販売価格が抑えられています。
解体工事費用を含むと実際は新築と同じくらいかかる場合があるようですが、耐震基準もクリアしており少し手を入れれば住める状態なら解体費用もいらずコストを抑えられるケースもあるようです。
【番外編】1000万円で平屋を建てることはできる?
建築メーカーの中には、500万や800万などの価格で平屋を販売するところもあるので、理論上は1000万円あれば建てることができます。
たとえば、
- 熊本にあるヒラキハウジング(建つんです500)
- 北海道にあるアイ建築工房(コンパクトハウス)
などのメーカーが販売しています。
しかし注文住宅で建築費用が1,000万円台(もしくは以下)の場合、費用を極限まで抑え家の造りもシンプルにする必要が出てきます。
また当然ですが、上記のような1000万円で平屋を建てる建築業者を探す必要があります。
材料費の単価が高い外壁や屋根材は、使えば使うほど建築費がかさみます。その為まずは外観も凝ったつくりにせず、真上から見ても真四角になるような形にしたり、屋根を片流れにするなどがオススメです。
外壁や屋根以外にも、出窓が多いことも建築費がかさみますので極力少なくしましょう。また、設備に関しても依頼するハウスメーカーや工務店に在庫があるものを使い浴室乾燥換気システムなど多機能のものは極力使用せず最低限の機能にするなどの工夫が必要です。
コストをなるべく抑えたい方は注文住宅ではなく、中古や建売住宅もオススメです。
また、上記でも説明したように、ハウスメーカー、工務店選びでも費用は大きく左右されます。そのため、まずどこに依頼するかを慎重に選ぶことが大切なようです。
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まとめ
一見2階建てよりも高くなると思いがちな平屋ですが、設計時の間取りや工夫次第で費用を抑えることが出来ます。
また、建てた時のイニシャルコストだけでなく建てた後のランニングコストも含めて考えてみると平屋の方が結局安く済むということもあります。
新築を建てる際は様々な視点から考え、自分と家族が納得のいく素敵な家を作ってくださいね。
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