平屋を建てるなら絶対縁側付きがオススメです!縁側で庭を眺めながら日向ぼっこしたり子供と遊んだり・・・夢が広がりますね。
でも縁側を付けるのに良い間取りってあるの?そもそも縁側って?そんな方のために、今回は、
・デザイン
・ぬれ縁との違い
などについてご紹介していきます!
縁側付き平屋が大人気?そもそも、縁側とは?
そもそも縁側とは何でしょうか。何となくイメージはつくけど具体的に説明は難しい、なんて方も多いと思います。
縁側とは日本家屋独特の構造で、家の縁(へり)部分に張り出して作られた板状の通路のことを指します。
昔から和風住宅で部屋の外周部に設置し、廊下や出入り口としての役割を持っていました。今は洋風な住宅も多く、ウッドデッキなどが設置されているお宅もありますが、ウッドデッキと縁側の違いは「家の一部であるかどうか」です。
縁側は家の軒(屋根)の下に設置され家の一部として成り立っていますが、ウッドデッキは屋根はなく家とは独立して設置されるもののようです。
縁側と濡れ縁の違いは?
縁側の具体的な説明を上記でしましたが、実は縁側には種類があるってご存知でしたか?
大きく分けて2つ、「濡れ縁」「くれ縁」というものがあります。
建物の周囲に立つ柱を側柱と呼ぶのですが、その柱の外に出る縁側を「ぬれ縁」といいます。
つまり、柱から出ていることによって雨戸や仕切りをつけられない為、雨で濡れるから「ぬれ縁」というのです。
逆に柱より中に設置され、縁側ごと雨戸などの建具を付けられる縁側を「くれ縁」といいます。
外部に近いのがぬれ縁、廊下に近いのがくれ縁、と言えばイメージしやすいでしょうか。外でも内でもない曖昧な縁側、まさに日本の良き魅力の1つです。
縁側のある平屋の素敵な間取りを紹介!
高い吹き抜けや縁側に和む、スマートハウスな新境地。
こちらは招き屋根と格子戸が印象的な和モダンの平屋。
デザインは現代風でスタイリッシュなのに、どこか風情を感じるのは縁側につけられた格子戸のおかげでしょうか。夜になるとやさしい光が格子戸から漏れ、和の雰囲気をかもし出します。
水周りを一箇所に集約し、リビングダイニングを家の中心にしたことで、家族が集まるお家になりそうですね。
暮らしを愉しむ、夫婦2人の終の棲家
こちらはヘーベルハウスのモデルプランの平屋。
外観はモダンな印象の中にも屋根と壁のシックな色が和風っぽさも感じられる平屋です。
子育てを終え、夫婦2人の終の棲家を想定した間取りプランになっています。寝室は別にしてあるけど2人でゆっくりお茶が出来るテラスがあったり、まったり一人の時間を満喫できるような縁側があったり。お互いのプライベートは尊重しつつ、互いの存在はきちんと感じ取れるような間取りになっています。
開放的な木土間と縁側のある家
こちらは新産住拓が提案するモデルプラン。
今流行りの土間のある家ですが、玄関土間のようなものではなく、木土間。
格子戸を開放してウッドデッキのような役割もあり、縁側にそのまま繋がる構造です。土間や縁側を通じて庭を眺めるリビング。食事をしていてもまるで森の中にいるような解放感を味わえそうです。
縁側のある平屋のおしゃれなデザイン集
深い庇に覆われた縁側のある、家族がつながる眺めの良い平屋
こちらは夫婦+2人のお子様と4人で暮らす35坪のお宅。
外観は洋風でスタイリッシュな印象ですが、縁側もとても良く似合います。種類としては「ぬれ縁」タイプの縁側ですが、屋根からのびる深い庇が家と縁側を一体化してくれているため、多少の雨でも濡れる心配はなさそうです。
南側に設けた縁側に面して全ての居室を配置しており、建具は全て天井までの引き戸になっているため、開け放つとワンルームのような使い方もできます。
光だけでなく風も全ての居室に入ってくるので家の中にいながら自然をじかに感じられるお宅ですね。
いつも庭をみていたい、その要望に応えた和洋が美しく融合する家
こちらは夫婦+お子様の3人で暮らすお宅。
道路より高くなっている敷地に建つ外観は、白い壁面が眩しくモダンな印象です。道路より高い位置にある分、入り口から奥にいくにつれ傾斜をつけ、道路との調和もとれています。
スタイリッシュな白い外観と、それを囲むようにラウンドした庭の緑のコントラストがとても美しいです。大きな勾配天井になっているリビングからは、ご主人が大事に育てているスギゴケの庭を一望することができます。
洋風な外観に和風なスギゴケの庭が違和感なくマッチしているのは、庭と家をうまくつなげてくれている縁側のおかげかもしれません。
豊かな自然に溶け込んだ、心癒される平屋の住まい
こちらは夫婦2人で暮らす、約60坪の純和風のお宅。
入り口の手前には蔵を配し、堂々とした佇まいの純和風家屋。玄関は土間になっており、正面の窓からは四季折々の風景がまるで絵画のように来る人を楽しませてくれます。和室からの庭の眺めもとても風情がありますね。
家の中から縁側を抜け、敷地内の畑で野菜や花を育てているそうです。外から中庭、そして縁側を通じて見る外観も落ち着きがあり、純和風でありながらモダンな要素も取り入れた美しい住まいですね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
縁側といえば純和風な家のイメージが強かったと思いますが、今は洋風の家とも十分にマッチした縁側付きの平屋がたくさんあります。
外でも内でもない曖昧な縁側だからこそ、家と外をゆるく繋げてくれる心地よさがあります。これから家を建てようとお考えの方、是非縁側の設置を検討してみて下さい。